第1話 ”願望を観測する”この世界は思い込みで出来ている説/涼宮ハルヒ理論vol1

情報世界の旅人

世界ってのは、ときどき出来すぎてる気がする。
いくらなんでも“偶然”にしては、都合が良すぎることが多すぎる。

たとえば、深海魚。
あの真っ暗で寒くて、餌もロクにない海の底に、 なぜか「目が上についてる魚」 がいる。
しかも1匹や2匹じゃない、
種類ごとにちゃんと「上に何かがいるかもしれない」前提で進化してる。

おいおい、誰が見てんだよ?って話だよ。
深海だぞ?誰も見に行かないし、観光地でもない。
なのにその魚たちは、「見られる準備」だけは完璧に整ってる。

思ったんだ。
もしかして、人類が“そういうのがいるかも”って期待したから、現れたんじゃないか? って。

変な魚、いてほしい。
ヤバいの、いてくれ。
どうせ深海だし、常識の通じない奴がうようよしてたら面白い。

そういう 無意識の願望 が、世界に染み出して──
観測された瞬間に「ほらいたよ」と確定した 、みたいな。

バカみたいな話だろ?
でも、ちょっと待ってほしい。

この世界には、 「観測されるまでは確定しない」 っていう、
とんでもない物理法則がある。

⚛️ 量子力学の話を、ほんの少しだけ。

ある電子の位置は、観測するまでは「ここにもあそこにもある」っていう、
“どっちつかずの重ね合わせ状態” になってる。

でも誰かが観測すると、突然「はい、こっちでした〜」って、状態が“決まる”。

まるで、
「見たから、そこにいた」
みたいに振る舞うんだ。

この話、どっかで聞いたことない?

「面白い世界が見たい」って強く思った誰かがいて、
気づいたら宇宙人も未来人も超能力者も揃ってた──

そう、アレだよ。
世界をかき乱した“あの子”だ。

本人に自覚があるかどうかなんて関係ない。
強烈な“期待”が、現実を改変する力になっていた。

🧩 涼宮ハルヒ理論、ここに爆誕。

ここで、俺は思いついた。
というか、これはもう仮説じゃない。

涼宮ハルヒ理論:
「この世界は、“誰かの思い込み”によって構築されている。」
馬鹿げてるって思うならそれでいい。
でも、思い込みってのはバカにならない。
むしろこの世界を動かしてるのは、 “ちゃんと意識されてない思い” かもしれないんだ。

昔、 ライトって兄弟がいた。
彼らは「空を飛びたい」と本気で思った。

当時なら周囲は笑っただろうし、「人が空を飛ぶなんて非現実的だ」と思ったはずだ。

でもその思い込みは、やがて飛行機という現実に姿を変えた。
今では当たり前のように、俺たちは地球のどこにでも飛んで行ける。

それはつまり──
“世界がその期待に応えた”ってことじゃないのか?

最近でも火星に住みたいって言ってた変人がいたよな。
最初は夢物語だったのに
気づけばバカみたいにでかいロケットを打ち上げて
地球へ戻って来たりしている。

その一歩を、
誰かが“あり得る”と信じた瞬間に、現実は書き換えられた んじゃないか?

俺たちは、
「観測された世界」の中で生きてるんじゃない。

「観測することで、世界を形づくっている」 のかもしれない。

🌌 最後にもう一度、命名しよう。

涼宮ハルヒ理論:
世界は、誰かの妄想を叶えるために“確定する”。

📘 次回予告

次回:
「そもそも“観測”って何なんだよ?」って話を、
もうちょっと深掘りしてみるとしようか。

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